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伊藤内科医院

循環器科

メタボリックシンドローム

肥満につながる体脂肪の蓄積には、皮膚の下にたまる皮下脂肪型とお腹の臓器の周囲にたまる内臓脂肪型の2つのタイプがあるのをご存知でしょうか。

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皮下脂肪型は下腹部やお尻のまわりに脂肪がつき、その体型から洋ナシ型とも呼ばれます。

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これに対し、内臓脂肪型は上半身の内臓まわりに脂肪がつくもので、リンゴ型と呼ばれます。
内臓脂肪型は中高年の男性に多く見られ、女性では更年期を過ぎた頃から増えてきます。

 

 

メタボリックシンドロームの治療では、その元凶である内臓脂肪を減らすことが最優先されます。
内臓脂肪の蓄積は、過食や運動不足が主な原因ですが、体重を減らすことで効果的に減らすことができます。

特に肥満のある高血圧の患者様では、体重を減らすことは重要で、1kgの減量で血圧は約2mmHg下がることがわかっています。
先ずは、食生活や適度な運動など生活習慣の見直しを行い、蓄積した内臓脂肪を減少させ、肥満を解消することから始めましょう。
生活習慣を改善しても高血圧や糖尿病、高脂血症などが改善できない場合には、それぞれの症状に合わせた薬物療法が行われます。

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